会社の情報によりますとワンコインのブロックチェーンで設定されているコインの発行枚数は1,200億枚だそうです。サイモンによると4月前半時点で残り発行枚数が100億枚程度とおっしゃっていました。
また、サイモンによると、新しいブロックチェーンでその発行枚数が2,500億枚に増えるという報告があったそうですが、このことについてキング・ジェイムスに確認したところ、コインの発行枚数を増やす件は提案段階だそうです。
正直、僕の立場では残念ながら1,200億枚が妥当か妥当じゃないか、2,500億枚が多いか少ないか判断しかねます。ただ、元サブキャプテンが説明している論理に間違っている点があるのでその点を指摘させてもらいます。
コインの発行枚数が二倍になると、私たちのコインの価格が1/2に下落する? これ、ほんと?
「ワンアカデミーを勉強した人ならわかりますよね」と元サブキャプテンがおっしゃっているようですが、多分需要と供給の話をされているんだな〜と感じます。
IMAにとって、とても良い勉強機会になるので少し解説させていただきます。
需要と供給
市場では需要と供給で値段が決まるという理論があります。例えばある製品において一定数の需要に対する供給が増えれば価格が下がると説明があり、他方、一定数の需要に対する供給が減れば価格が上がるという説明があります。

この考えは一般的に正しいです。仮想通貨もこの理論に当てはめることも可能です。しかし、仮想通貨のブロックチェーンに設定される発行枚数は発行可能枚数の上限の定義すので、発行枚数が倍に増えたから価格が1/2に下がるとは言えないと思います。
なぜなら、「発行枚数」はその仮想通貨の「流通量」と異なるからです。
原油を事例に説明
正確に同じ原理を持つ市場ではないですが分かりやすいので原油価格で考察させていただきます。原油において、経済活動に必要な数量が需要ですね。これを仮想通貨に置き換えると今現在では仮想通貨市場での買い手です。送金や決済目的で購入する人もいますが大半が投機目的で買われる人だと言われています。
供給は生産者が原油を掘って市場に提供している数量になります。仮想通貨に置き換えると、これはマイニングが済んでいて世の中に出回っている数量だと考えることができます。
したがって、掘って出てくる原油と、経済活動のために買われる原油のバランスで「原油の」価格が決まると一般的に言えると思います。仮想通貨市場で言うと、特定の仮想通貨の価格は、その仮想通貨における買い手と売り手のバランスで価格が決まると説明できると思います。
では、マイニングされるのを待っているコインはなんでしょうか?これは、原油に置き換えると、地下で眠っている原油と同じ状態だと言えると思います。したがって、供給量とは関係ないので先ほどの定義でいくと価格設定を影響しないと言えます。
市場が王様
発行枚数の上限は増えると、希少価値の意味では価値がさらるかもしれないですが、マイニングされるまで眠っているコインですので直接的に価格には影響しないと言えると思います。発行枚数がどうであれ、最終的に価格を決めるのは市場です。市場が王様です。
元サブキャプテンが勧誘している新しいコインも同じです。発行枚数がどうであれ、最終的に価格を決めるのは市場です。
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